コバヤシ
- 小林三千世
- 2021年10月5日
- 読了時間: 2分
私の仕事かばんは、いつもギュウギュウ詰めなのです。 たまたまその日はレコーダーが入っていたのです。 しかも、なるべくかさばらないようにしたいので、本体むき出しで。
そして仕事帰り、最寄り駅で電車を降り、Suicaをカバンの中からゴソゴソと取り出し・・・。 きっとこの時に、録音ボタンが押されてしまったのでしょう。 (主電源をOFFし忘れていたのですね。)
改札を抜け、商店街を抜け、駐輪場までやって来ました。 今度は自転車のカギを探すために、またカバンの中をゴソゴソと。この時に、再生ボタンが押されてしまったのでしょう。
突如、夜の駐輪場に流れる、ザッザッザッザ・・・という足音 (いや、知らん人が聞いたら、足音とはすぐにはわからない不可解な音)
その不可解な音が自分のカバンの中から漏れ聞こえてくる焦り・・。w すぐにいつもは持たないレコーダーの仕業と気づいたのですが、とにかくカバンの中は超過密なのです。音を頼りに探そうとしても、慌てているせいか、なかなか見つからない。駐輪場は薄暗いですし。 周りの目を気にしながらも、一旦お店開き。カバンから財布やスマホやファイルを取り出して荷台に陳列w。底の方からやっとレコーダーを見つけ、停止ボタンを押しました。 やれやれ。ああ、恥ずかしかった。
恥ずかしかったという割には、「足音だけではなく、忍び笑いなんかが入っていたらもっと臨場感があったのになぁ。残念」 と考える自分がいる。
それが、コバヤシ。

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